レタスの歴史
レタスの定義
レタス(英: Lettuce、学名: Lactuca sativa)は、地中海沿岸、西アジア原産のキク科アキノノゲシ属の一年草または二年草。野菜として利用される。品種は多く、葉が巻くものと巻かないもの、茎を食用にするものなどがある。レタス栽培の起源は、紀元前2500年前とされている。
日本での普及
日本でのレタスが栽培されるようになったのは平安時代、中国から伝わり「ちしゃ」と呼ばれ栽培され、煮て食べられた。チシャ(萵苣)。古名を「ちさ」といい、「乳草」(ちちくさ)の略とされる。その頃のレタスは、今日、日本で流通している「玉レタス」」ではなく、リーフレタスに近い形状のものだったとされている。
レタスの切り口が赤くなる理由
レタス(Lettuce)の語源はラテン語で、”牛乳”という意味の語「Lac」である。レタスを収穫する際、切り口から出る白い液体のを見た目に基づきつけられた呼び名である。
白い液体の正体は、実際の味は牛乳ではなく、サポニン様物質のラクチュコピクリンと呼ばれる苦味成分のひとつで、催眠・鎮静作用があると言われている。この成分が空気に触れて酸化することで切り口が赤く変化する。収穫の際、茎を上にして、水で洗浄することで酸化を防いでいるが、時間がたつにつれて、酸化して赤くなる。食べる際には影響がないが、新鮮なレタスを見分ける一つの基準となる。
豊富なレタスの種類
レタスには、様々な種類がある。玉レタス、サニーレタス、ロメインレタス、グリーンリーフ、フリルレタス、ブーケレタス、サラダ菜、サンチュ、茎レタスなどがある。
レタスに含まれる栄養素
【レタス(可食部100gあたり)】
– エネルギー…12㎉
– 水分…95.9g
– 炭水化物…2.8g
– カリウム…200㎎
– カルシウム…19㎎
– マグネシウム…8㎎
– リン…22㎎
– ビタミンA(β-カロテン当量)…240㎍
– ビタミンE…0.3㎎
– ビタミンB1…0.05㎎
– ビタミンB2…0.03㎎
– 葉酸…73㎍
– ビタミンC…5㎎
– 食物繊維総量…1.1g
参考: 文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
レタスのレシピ
レタスのアツアツゴマ油掛け
– 材料: レタス,ごま油,塩胡椒
レタスのしゃぶしゃぶ
– 材料: レタス,鍋
主な生産地と生産量
全国生産量 578,100(t)
長野県(34.2%) / 茨城県(14.9%) / 群馬県 (8.9%) / 長崎県(6.2%) / 兵庫県(5.2%) ※()内は生産量
参考文献
レタス – Wikipedia
Food Data Center